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愛と青春の旅立ち

愛と青春の旅立ち
An Officer and a Gentleman
1982年
アメリカ

出演
リチャード・ギア
ルイス・ゴセット・ジュニア



青春映画や恋愛映画のベーシック(ベタ)な作品だと思います。

私は「プリティ・ウーマン」以降でR・ギアを知った世代なんで、なんとなく名前を聞いたことがある程度の作品でした。

ただ、主題歌はどこかで聞いた事があって、良い曲だなーみたいな感じでした。

先日、CATVで久しぶりに観ましたが、初めて観たのは、2年前の、2回目で(今のところ)最後のアルコール専門病院に入院する直前でした。

その年の3月末日に1回目のアルコール専門病院を退院して、
4月1日には連続飲酒に戻り、
5月の復職面談では治療が失敗した事も露呈し、
自宅療養という名目で自宅に篭った時期でした。

惨めな状態が嫌になって、なんとか本気で断酒を考え始めたものの、単独で断酒を試みるも、せいぜいもって2.3日。

お酒を断ちたい気持ちはありつつも、離脱症状の苦しさで、結局は小銭をかき集めてコンビニに走っていました。

体の調子もかなり悪くて、お酒も吐きながら飲む有様。

ようやく自分の意思でアルコール専門病院の入院の予約も済んでいて、なんとか入院前には酒断ちしたいと、毎日悶えていたような記憶が残っています。

この頃はお酒を体に入れないと全く眠れず、3日断酒したら、その間は眠れず、意識もおかしかったです。

だから、今思い出しても、記憶の時系列など、少し定かではありません。

なんで多少、都合の良い思い出です。



毎日、日中は、妻は仕事で娘は学校。
お酒を買う時以外は、1人で家にいました。
TVを観るのも苦痛だった気がしますが、その時は飲んで落ち着いたのか、CATVのチャンネルをザッピングしていて手が止まったのでしょう。

この映画の原題は、
「An Officer and a Gentleman」で、
直訳は「ある士官とある紳士」でしょうか。

ひと昔前の映画でありがちな、全く違う邦題です。
邦題は、主題歌の
“Love Lifts Us Up Where We Belong”
からつけたのでしょう。

物語は、士官学校に入学した主人公の成長がテーマで、
An Officer(士官)がギア、
a Gentleman(紳士)がL・ゴセット・Jr.です。
後者は、誇り高く威厳のある鬼軍曹役で、アカデミー助演男優賞を受賞しています。

士官学校では、士官候補生を士官に仕立てるので、卒業したら少尉に任官されます。
だから、卒業の瞬間から教官である軍曹より階級は上になりますが、卒業まではこの鬼軍曹に徹底的にしごかれます。

というより、ふるいにかけられるのでしょう。

戦場に出た経験も無い青二才が、士官学校を卒業して少尉に任官されれば、歴戦の古兵の軍曹より上官になるからです。

軍曹は言います。
部下の命や国家の財産を預かる責任の重さを。

詳しくは割愛しますが、育ちのせいか、利己主義でしたたかなギアが、この士官学校の13週間を通して、人として変わっていく様に、当時心身共にボロボロだった私は、変われる事の希望にすがりました。

まあ、実際は鑑賞後に劇的に変化をした訳ではなく、その少し後で、なんとか入院前に自宅で酒を断ち、入院後で徐々に正気を取り戻し、そこから、少しづつ根本を見直しました。

でも、青臭くも変われる事に希望を持ったきっかけにはなった気がします。

アル中はすぐ自己憐憫に陥りますから、主人公の弱さに簡単に自分を重ねます。

主人公のギアが、鬼軍曹にしごかれ、初めて心から想いを叫ぶシーン、まさかあそこに自分を重ねて感動したなんて、恥ずかしくて、、、

先日、家族でこれを観ていた時、私は2回目の鑑賞で、妻と娘は初見でしたが、その恥ずかしい告白はできませんでした。

カラーの映画としては、古典に入る部類と思います。
トム・クルーズの「トップガン」より前の、一度は観ておいて損は無い作品です。

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フライト

フライト
Flight
2012年
アメリカ

監督
ロバート・ゼメキス

主演
デンゼル・ワシントン
「クリムゾン・タイド」
「マーシャル・ロー」
「タイタンズを忘れない」


劇場で「イコライザー」が公開されています。
気晴らしになりそうなアクション映画です。
ただ、荒唐無稽過ぎる《バカ映画》の予感もするので、観に行くかどうか、まだ迷ってます。

10年以上前ですが、デンゼルに似てると言われた事があります。
これはそれぞれは面識がない2人の人から別々で言われたんですが、それぞれ付き合いも長いし、2人とも映画好きで、適当な社交辞令ではありません。
ただ、自分では当時から今日に至るも、一度もそう思った事が無く、試しに妻、娘、母にも聞いてみましたが、同意は得られません。

確かにデンゼルはカッコイイけど、自分も含め、他の誰もがそう思わないから、自慢にもネタにもなりません。

前置きは以上です。

これまでの映画紹介では、一度もアルコール依存症の作品は書きませんでしたが、これはアルコール依存症を題材した作品です。

避けてる訳でもないですが、アルコール依存症を題材にした映画はあまり観た事がありません。

この映画はテーマが重たいせいか、劇場公開前の予告編は、アルコール問題より、飛行機とサスペンスが主軸の様な作りでしたが、紛れもなく、アルコール依存症問題の作品です。

当事者の私が言うのもなんですが、依存症の描写もリアリティーがある方だと思いました。

ただ、私と妻はよく出来てるとは思いつつも、面白いとか良い悪いを論じる映画では無いという感じでした。

娘は途中で力尽きて寝てしまい、後日1人であらためて鑑賞してました。
感想を尋ねると、「最後は良かった」と申します。

私はともかく、妻も娘も酒害の被害者です。

娘が「良かった」と言った事が、私の中での救いでした。

ネタバレは嫌なんで、内容には触れませんが、こういったアルコール問題を扱った話を家族で観る事が出来るのも、成長や改善の形だと思ってます。


さてさて、家庭環境はこの2年で随分と良くなりましたが、それでも時折、アルコール依存症が無かった事にはならない現実に直面します。

特に最近は仕事の方です。
仕事自体はなんとかかんとか結果をだしてますが、評価や昇給や昇進に関する事です。

復職してから、そりゃ一生懸命です。ですが、やはり会社にかけた迷惑や休職の期間の事、そしてアルコール問題以前の頃のあり方が、今の自分を苦しめます。

復職してもうすぐ2年を迎えます。この2年をなまじ頑張ったから、段々と問題だった事に対する贖罪意識が薄れます。

最近の頑張りが報われてないと悲鳴を上げそうです。

駄目ですね。
再飲酒の心配は全くしてませんが、イジイジとイライラを募らせていました。

こんな時に、
キャメロン・ディアス主演の「運命のボタン」という映画を観ました。
ついさっきです。

これがまた、キャメロンが美人である事を差し引いても、かなり消化不良な作品です。

またもや娘は途中で寝るし、妻に至っては「時間の無駄!!」と半ギレするレベルです。

私の琴線に触れた部分だけを言えば、繰り返される運命の悲しさと、ツケが家族に巡る辛さです。

先週から今日まで、仕事の評価に関する事でずっとジメジメイライラしていましたが、ハッとしました。

再飲酒などは心配していませんが、お酒に限らず、今はまだ踏ん張りどころだと。

今またネガティブな感情で歩みを止めたりしたら、また何か失敗するかもしれない。

その結果、負の連鎖が断ち切れなくなるかもしれない。

ツケが家族に巡るかもしれない。


今週末は3連休。

しっかり休んで、また来週から気持ちを切り替えて働こう。

ようやくそんな気持ちになりました。

気分転換は必要だ。
やっぱり観に行こうかな、「イコライザー」。
バカ映画でもいいから。
プロフィール

diehard0

Author:diehard0
2009年秋
健康診断
アルコール性肝臓疾患
糖尿病
他、異常値たくさん

2011年4月〜2011年5月
入院治療
肝臓疾患
慢性膵炎
糖尿病

2011年11月14日
アルコール依存症と診断
即日精神病院へ入院
休職の始まり

2011年12月27日〜03月30日
入院中も再三飲酒し転院措置
1回目のアルコール専門病院へ
医療保護入院


退院後も再飲酒
休職のまま自宅療養
連続飲酒の日々



2012年06月
入院治療を希望
心療内科へ相談
専門病院を予約

現時点で最後の飲酒

2012年07月2日〜年09月28日
2回目のアルコール専門病院へ
任意入院



2012年11月
復職に向けての自宅療養
ブログを始める



2013年01月
職場復帰

2013年3月
正式復職


断酒ポリシー
“最初の一杯を飲まない”

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